海に眠るダイヤモンド端島音頭って何?軍艦島の祭りと盆踊りについて調べてみた!

ドラマ
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日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の放送が開始され、多くの視聴者の間で話題になっています。

ドラマの第一話で明らかとなった、端島音頭につても気になっている方は多いのではないでしょうか?

主人公の神木隆之介さん演じる鉄平が、強いこだわりを見せていた端島音頭。

この記事では、ドラマで流れた端島音頭について深掘りしながら、軍艦島での祭りや盆踊りについて調査し、まとめてみましたのでご覧ください。

鉄平達が愛した端島音頭を知ることで、『海に眠るダイヤモンド』を一層楽しめるかも知れません。

 

海に眠るダイヤモンド端島音頭とは?

ドラマの第一話で、池田エライザさん演じる草笛リナと言う女性が、歌手だということを知った主人公の鉄平。

鉄平は、リナに是非とも盆踊りの時に端島音頭を歌って欲しいと持ち掛けます。

端島を盛り上げたいという鉄平の熱い心が、端島音頭に託された瞬間でした。

端島音頭と端島の人たち

端島音頭は、作詞作曲は全て端島の人たちで作られたものです。

曲に合わせて踊る、盆踊りの振り付けも島民たちによって作られたそうです。

ドラマ『海に眠るダイヤモンド』の中でも、土屋太鳳さん演じる百合子が”端島音頭を変にアレンジしては石が飛んでくる”と言う、セリフがありました。

島民による、島民の為の、島民たちの歌を心から大切にしていると言う事が、読み解くことが出来ます。

自分達で作った歌を大事に思うだけではなく、端島の存在その物に問いかけている様にも捉えられます。

端島音頭は何故生まれたのか?

では、端島音頭は何故生まれたのでしょう?

『海に眠るダイヤモンド』の中で、島の人たちが端島音頭のメロディーと共に、足踏みや掛け声をするシーンは島全体の一体感を感じられ印象的なものでした。

時と共に目に映る造形物は、残念ながらその形は変わってしまいます。音楽はそうではありません。

不思議なもので音楽やメロディーは形が変わることが無い上に、時間が経って再びその音源を聞くと、一瞬でその時代の記憶がよみがえる懐かし音に変化します。

島に暮らす人々が、時が経っても残したいものが端島音頭に込められたのではないでしょうか。

端島音頭で伝えたかったこと

『海に眠るダイヤモンド』の第一話で、リナが社長から受けた女性差別、主人公の鉄平が大学生時代に受けた地域、部落差別が描かれた後で、端島音頭が島全体に流れます。

それと同時に場面展開されていたのは、炭鉱現場の危険と隣り合わせの過酷すぎる現状でした。

ドラマの中で端島音頭と共に伝えたかったことは、端島やその島で暮らす人たちは誰からも踏みつぶされてはならない存在だと言う事ではないでしょうか?

鉄平が、諦めて島を出ようとするリナに向けて言った言葉が沁みました。

人生変えたくないか?ここから、変えたくないか?

端島音頭は、島の人たちのような”生きる底力”を感じさせてくれました。

 

海に眠るダイヤモンド軍艦島の祭りと盆踊りについて調べてみた!

  引用元:軍艦島資料館より 

『海に眠るダイヤモンド』で描かれていたように、実際の端島でも祭りや盆踊りが開かれていました。

狭い土地の端島でも、毎年恒例の祭りや行事が開かれたのは島全体が家族の様に過ごせていたからかもしれません。

神社の祭りやメーデー、夏祭り、運動会、文化祭など、行事はすべて全島をあげて盛大に行われていたそうです。

これからその様子が、『海に眠るダイヤモンド』でどう描かれるか楽しみですね。

祭りや行事の日には、朝から端島は大盛り上がりしていたそうです。

いつもは24時間休むことなく稼働されていた炭鉱の仕事も、この日ばかりは休みとなったそうです。

午後になると、女性は奉納踊りを、子どもは相撲大会などの各種催し物も行われた

狭い島内を、声を掛け合いながら練り歩く様子は、圧巻だったという伝説があります。

 

海に眠るダイヤモンド端島音頭って何?軍艦島の祭りと盆踊りについて調べてみた!のまとめ

『海に眠るダイヤモンド』で流れていた端島音頭は、島民たちが自分たちの力で作り上げた物だと言うことが分かりました。

そこには単なる音楽だけではなく、端島で暮らす人々のアイデンティティーを感じさせる魂のような物が込められていました。

誰に踏みつけられることもなく、必死に生きていた端島の人たちの力強い姿が描かれている『海に眠るダイヤモンド』から目が離せません。