日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』が放送が開始されて、注目を浴びています。
このドラマにモデルがあったと言う事は、ご存知でしょうか?
それはレオナルド・ディカプリオが主演を務める映画「タイタニック」です。
この記事では映画の「タイタニック」が、『海に眠るダイヤモンド』の元ネタになった経緯と、ドラマと映画の構図を比較してみたいと思います。
ドラマのモデルとなった映画と比較することで、『海に眠るダイヤモンド』の新しい見方を発見できるかもしれません。
海に眠るダイヤモンドのモデルはタイタニック
〖#海に眠るダイヤモンド〗
“日本版タイタニック” の予感☑︎「帰ったぞー!!」と “軍艦島” にはしゃぐ主人公
↑
“タイタニック号” に乗り込むジャック(“現代のヒロイン” の視点で語られる、居住区の高さが階級制、階段を見上げる構図、労働者の唄…)セットも豪華でこの先の展開が楽しみな1話✨ https://t.co/3XMsWoUSo2 pic.twitter.com/EwfPyD1pxR
— ユリイカ@映画垢〖読書期間のため低浮上〗 (@yureeca_) October 21, 2024
『海に眠るダイヤモンド』のモデルは、映画の『タイタニック』だと言うことが、明らかになりました。
長崎を舞台にしたドラマの誕生秘話
『海に眠るダイヤモンド』の制作陣は、脚本は野木亜希子さん、監督には塚原あゆ子さん、プロデューサーは新井順子さんとヒットメーカーと称される3人です。
名作ドラマとも言える「アンナチュラル」や「MIU404」などを手掛けた最強チームは、初の日曜劇場に作品を披露します。
完全オリジナル作品である『海に眠るダイヤモンド』の誕生のきっかけは、「アンナチュラル」で脚本賞の副賞だった長崎旅行だそうです。
当時の長崎県知事が「長崎を舞台にしたドラマ」をと、野木亜希子さんと新井順子さんにお話をしたそうです。
そう考えると、『海に眠るダイヤモンド』は「アンナチュラル」から繋がっていたようにも思えてきますね。
海に眠るダイヤモンドのモデルはタイタニック?
具体的な日曜劇場のモデルは、監督である塚原さんの提案だったそうです。
1997年に公開された映画『タイタニック』の様にはならないかと。タイタニックは正にヒロインが過去を振り返る、と言うドラマチックな構図で有名です。
今や廃墟となった軍艦島から、海の底に沈んだ「タイタニック号」を想像されていたのかも知れませんね。
海に眠るダイヤモンドは原点回帰?
TBSの日曜劇場と言えば、「VIVANT」、「半沢直樹」などのハラハラドキドキ系のドラマが人気でしたが、今回の日曜劇場は家族や人に焦点を当てたヒューマンドラマになっています。
70年の時を超えても、忘れてはならない志や出発点を今一度考え直すきっかけが詰まった作品が、誕生したと言えるでしょう。
海に眠るダイヤモンドと元ネタ映画の構図を徹底調査!
犬が亡くなった時に、人生で一番泣いたって投稿みたんだけど
大人になって一番泣いた時って、どんな時ですか?
やっぱり中年期以降、涙もろくなってきてて、それは感受性が豊かになってるんだと思ってる
うーん、最近タイタニック観た時かな(笑)? pic.twitter.com/ZBHLOTaB8k
— 🌈takashi sawaki🌈 (@takashisawaki) October 24, 2024
では、元ネタになった映画の「タイタニック」を振り返ってみましょう。
映画『タイタニック』の構図
こちらでは、映画のあらすじと共に時間の構図をざっくりと見てみましょう。
タイタニック号が沈没して84年後(現代)
1996年、
「タイタニック号」と共に沈んだブルーダイヤモンドを探していたトレジャーハンター。
見つかったのはブルーダイヤモンドではなく、女性の裸体が描かれた一枚の絵でした。
その様子はテレビで放送されて、ハンターの元に絵画のモデルと名乗る老女から一本の電話が入ります。
絶対沈まない船で出会った二人(回想)
老女は家族と共に調査団の元を訪れ、絵画の事を語り始めました。
1912年4月10日、
史上最高と言われた豪華客船タイタニック号の出航、絵描きを目指していた貧しい青年ジャックと、決められた道しか歩むことしか出来なっかた上流階級の娘ローズが出会い、恋に落ちる物語。
1912年4月14日、
氷山に衝突、2時間40分後にタイタニック号は沈没しました。
ジャックと共に生きたローズ(現在)
タイタニック沈没事故で奇跡的に生き残ったローズは、ジャックの姓をを名乗っていました。
全てを語り終え、ブルーダイヤモンドを海に投げ捨てたローズは静かに眠りにつくのでした。
そして豪華客船「タイタニック号」で、ジャックとの再会をはたすのでした。
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』の構図
【海に眠るダイヤモンド】
先週から始まった日曜劇場の『海に眠るダイヤモンド』。
1965年(昭和40年)の長崎の軍艦島とこ端島の最盛期の再現性が高すぎて冒頭映像をなんども繰り返し再生!何度見ても素晴らしい。… pic.twitter.com/P0Mes74m9E— 情景師アラーキー (@arakichi1969) October 27, 2024
ドラマ海に眠るダイヤモンドの構図を見てみましょう。(第一話放送分)
2018年の東京(現代)
ホストの仕事に葛藤を覚えるような素振りを見せる青年、玲央の前に、突然現れた謎の婦人いづみ。
玲央はいづみに誘われて、長崎を目指すことになったのでした。
1955年過去の端島(回想)
長崎を訪れ、端島を目指すことになった二人。
端島が目の前に現れると、突然泣き出してしまう婦人いづみ。
ここから、過去の回想と思われるシーンが続いていきます。
行き来する過去と現代
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』では、映画「タイタニック」のように物語の全容を一気に明かすような構図ではありませんでした。
恐らくですが、物語を完全オリジナルストーリーに仕上げ作品に深みを持たせるために、過去と現代を行き来する構図にしたのだと思われます。
海に眠るダイヤモンドのモデルはタイタニックが元ネタ?ドラマと映画の構図を徹底調査!のまとめ
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』は映画のタイタニックから、ヒントを得て作られた作品だということが分かりました。
今までとは違う、オリジナリティーに溢れた日曜劇場になる事でしょう。幅広い年齢層に愛されるドラマが誕生した予感さえします。