海に眠るダイヤモンドの意味は何?ドラマタイトルを徹底考察してみた!

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神木隆之介さん主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』、第一話放送終了後から様々な考察が飛び交っています。

登場人物たちの複雑な人間関係に加えて、謎めいたキャラクターにも注目が集まる程です。

そして、何と言ってもこのドラマのタイトルも、意味深な物になっているではありませんか!

『海に眠るダイヤモンド』

このタイトルには、一体どんな意味が込められているのでしょう?

ドラマは現在放送中ですが、個人的な意見と共にXの投稿も交えつつ、ドラマタイトルに隠された意味を考察したいと思います。

 

海に眠る石炭という名のダイヤモンド

海に眠るダイアモンドは軍艦島と呼ばれる端島炭鉱が舞台になっています。

まさしく海底深くにある石炭を掘る採掘事業で、日本の経済発展や国民経済向上に貢献してきた場所です。

ドラマの中では鷹羽鉱業という炭鉱発掘会社がメインとなり、その様子が描かれています。

 

黒いダイヤ

実際に、海に眠るダイアモンドの中でも使われている、別称です。
石油がエネルギーの主流になる以前、石炭が経済にとって非常に重要な資源だったことから、黒いダイヤと呼んでいたそうです。
当時の戦後間もない時期、経済の発展には欠かすことの出来ない資源だったに違いありません。
国民生活の向上に、大きく貢献したと思われます。
それが無ければ、戦後の日本の発展はここまで早く実現しなかったのでは無いでしょうか

黒いダイヤを支えた人たち

『海に眠るダイヤモンド』のダイヤは、石炭その物を例えていると同時にそれを支えてきた人たちにもフォーカスできると言えます。

日本は多くの都市が焼け野原と化し、国民は食糧不足や物資不足に苦しむ未曾有の危機に直面しました。

そこから、日本は見事な復興力を発揮し、わずか数十年で世界有数の経済大国へと生まれ変わりました。

その裏には炭鉱現場で働く、労働者がいたことを忘れてはならないでしょう。

ドラマの第6話で、リナが語っていた言葉が印象深いです。

「罪悪感もあるよ。今の幸せの下には、たくさんの犠牲がある。海の下にある石炭。石炭って植物の死骸だって言うでしょ?植物の死骸に、私たちは生かされてる。そんな風に。」

普段、私たちが当たり前に感じている、何気ない幸せに対しても当てはまる言葉ですね。

そんな意味が『海に眠るダイヤモンド』のタイトルに、込められていると考察出来ます。

 

海に眠る「尊い命」のという名のダイヤモンド

ドラマでは、時代背景から戦争に対しても描かれていました。

タイトルのダイヤモンドは、かつては地上で輝いていた命の象徴なのかもしれません。

それは、戦争で失われた無数の尊い命、長崎の被爆者たちの姿も重ねられます。

ドラマの第4話では、百合子が抱えていた葛藤、朝子との確執についても触れています。

戦争は未来を奪い、家族をバラバラにし、街を壊滅させました。

私たちは、この悲劇を繰り返さないために、過去をしっかりと受け止め、平和の大切さを次世代に伝えていく必要があると言う意味が「海に眠るダイヤモンド」のタイトルに込められているのではないでしょうか。

海に眠る思い出という名のダイヤモンド

ドラマタイトル『海に眠るダイヤモンド』に隠された、次の真意として考えられるのは「思い出」の総称ではないでしょうか。

 

思い出は心の宝物

大切な人との思い出は、人生の中で最も輝く宝石のようなものです。

その思い出の中に、笑顔、優しさ、励ましの言葉など、様々な感情が詰まっているはずです。

朝子にとって荒木鉄平の存在もまた、大切な思い出の一つだったのではないでしょうか?

「懐かしい人達はもう居ない」

朝子は端島でのキラキラした思い出を、全部そこに置いてきた。

朝子はその思い出を心の奥底にしまい込み、時折、それらを取り出して思い出していたのでしょう。

朝子がそうしたように、私たちも懐かしい思い出があれば、そこから生きる喜びや希望を見つけることができる。

そんな意味もタイトルに込められたと思います。

 

思い出は生きる力

大切な人の想いや教えを心に刻み、それを自分の行動に移すことで、私たちはより強く、前向きに生きて行くことが出来るのではないでしょうか。

「人生変えてみないか。」

このセリフは、鉄平と言う人物を知ることができる言葉の一つと言えます。

朝子はこのセリフをそのまま、玲央に伝えたと言う事はその価値観を引き継いだという事。

今は亡き人が叶えられなかった夢を語ることで、自分自身の人生に新たな意味を見出すことが出来るのではないでしょうか。

そんな生きる力をくれるのが、思い出だったりするのではないでしょうか。

 

海に眠る根っこという名のダイアモンド

ドラマタイトルを深堀りする上で主題歌の歌詞もまた、そこに隠された物に導いてくれる手助けをしてくれます。

植物にとっての根っこ

植物にとって、根っこは生命を維持するための不可欠な物です。

土の中にしっかりと根を張り、水分や養分を吸収し、植物体を支えるという重要な役割を担っています。

まるで、建物の基礎が建物を支えるように、根っこは植物の成長を支える土台なのです。

これがなければ、植物は育つ事が出来ません。

貧弱な根っこの植物は、雨風で根本から倒れてしまうでしょう。

 

人にとっての「根っこ」とは

植物の根っこが植物の生命を支えるように、人にも「根っこ」に当たるものがあると考えることができます。

それは私たちが生きていく上で、心の支えとなるものではないでしょうか?

つまり、その人の価値観や信念、家族や友人の存在など、様々なものが考えられます。

ドラマの登場人物の鉄平や朝子が互いを支えあって居たように、百合子や賢将が戦争が残した爪痕に凛として立ち向かっていたのも、進平やリナが力強く前へと進めていけたのは、目には見えない「根っこ」がしっかりとそこにあった。

ドラマを見ると、こう思えてなりません。

大袈裟かもしれませんが、人にとっての「根っこ」の部分は人生の道しるべや、にも繋がっている様に考えられます。

 

根っこを深めることの大切さ

植物は、根っこを深く張ることで、より多くの水分や養分を吸収し、厳しい環境にも耐えられるようになります。

同様に私たち人間も自分の「根っこ」を深くすることで、心の安定を図り、どんな困難な状況にも立ち向かうことができるようになります。

『海に眠るダイヤモンド』のダイヤモンドとは、私たちの中に眠っている「根っこ」をもっと大切にしようと言う意味が込められているのではないでしょうか?

あなたにとっての「根っこ」は何ですか?

そんな問いかけがドラマのタイトルに、眠っているように思えてなりません。

 

海に眠るダイヤモンドの意味は何?ドラマタイトルを徹底考察してみた!のまとめ

『海に眠るダイヤモンド』のドラマタイトルには、視聴者自身によって様々な観点からその意味を探ることができます。

時を越えて描かれる、『海に眠るダイヤモンド』。今も昔も変わらない、大切なものを気づかせてくれるドラマになる予感がします。

ドラマタイトルの意味について考察は、あくまでも個人的な意見になりますので、ご了承ください。